ゴムのグリップ力 ~すべらない話です~
ゴムは、『すべらない力=グリップ力』が必要な様々な用途に使用されています。
タイヤ、靴底、コンベアベルト、ゴムロール など..
金属と違い、グリップ力があることでモノを搬送することができます。
そんなグリップ力があるゴムですが、この力だけでは足りない場合があります。
では、グリップ力を上げる方法としてはどのようなことが考えられるでしょうか。
☆ゴムグリップ力を更に上げる技術
表面が凸凹していればその凸に引っ掛かり、凹凸が大きければ大きいほど、グリップ力が上がります。
細かいものから粗いものまで数種類加工ができます。
Kinyoの技術「クレープ加工」
発泡したゴムはソリッドのゴムより元々グリップ力があります。
通過するワークに対し、水分や油分の膜を切り、直接ゴムを接着させるとグリップ力を保持します。
発泡したゴムを使用すると耐摩耗性が心配になりますが、耐摩耗性ゴムを使用すると、耐久性も向上します。
Kinyoの技術「スーパーグリップ」
②がスタッドレスタイヤであれば、これは以前使用されていたスパイクタイヤに考えが似ています。
耐摩耗性のあるウレタン材質に不織布を入れることにより、表面に不織布の一部が顔を出し、グリップ力を上げます。
スタッド(鋲)=不織布に当たりますでしょうか。
Kinyoの技術「ハイブリッド」
わざと異種のゴム(SP値の差が大きい)を混ぜ合わせ、海島構造(硬質ゴムが島)を作り出し、グリップ力を上げます。
ミクロ分散型の高グリップゴムです。
Kinyoの技術「U-33A」
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