
KINYOの歴史。それは、独創性に満ちた技術革新の歴史です。その第一歩は昭和5年(1930)。それまでの印刷用ニカワロールに替わる、国産初の高速輪転機用ゴムロールの発明に始まります。昭和8年(1933)には、オフセット印刷用ゴムブランケットを完成。以来、90年の間、国内最大のゴムロールとゴムブランケットのトップメーカーとして、確固たる地歩を築くとともに、目覚しい発展を遂げてきました。その後、時代の要請に応え、一般工業用ロール、OA機器用ロール分野にも進出し、業態は拡大の一途をたどっています。
昭和54年(1979)には、ヨーロッパ最大のゴムロールメーカー(フェリックスベッチャー社:本社ケルン,ドイツ)に製造技術を供与。昭和62年(1987)に同社と合弁会社を設立、また昭和63年(1988)には、アメリカに現地法人を設立するなど、事業の国際化も意欲的に推進しています。これら一連の企業活動の源泉となっているのは、独創性に基づいた新技術への貪欲なまでのチャレンジ魂と、他に先んじるという伝統のパイオニア精神。ユーザーのニーズ・ウォンツを絶えず先取りし、さらなるKINYOの躍進は続きます。
CHALLENGE HISTORY
大正12年 2 月 (1923年) |
東京池袋に合資会社金陽社工業所創立、印刷用ニカワロ一ル製造。 ニカワロールから全面的にゴムロール製造に転換。 新聞輪転用耐油性ゴムロール開発。 |
昭和 5 年12月 (1930年) |
資本金15万円にて、株式会社金陽社に組織変更。 初代取締役社長に山本魁介就任。 本社品川区大崎に移転。 |
昭和8年 (1933年) |
新聞輪転用、 一般印刷用ゴムブランケット完成。 |
昭和19年10月 (1944年) |
第2代社長に中村庸一郎就任。 |
昭和24年11月 (1949年) |
第3代社長に木村勇三就任。 |
昭和24年12月 (1949年) |
京都工場開設。 |
昭和25年 4 月 (1950年) |
大阪支社開設。 |
昭和27年 4 月 (1952年) |
本社に製紙用ゴムロール、一般工業用ゴムロールの専門工場増設。 |
昭和33年 (1958年) |
耐溶剤性ゴム(耐ベンゼン、耐トリクレン性)「KPラバー」を開発。 |
昭和34年 (1959年) |
ポリウレタンゴム「ユーロンS」を商品化。 |
昭和35年 (1960年) |
フッ素ゴム製品「パーフロン」を開発。 |
昭和35年 9 月 (1960年) |
北海道地区の要望に応え、札幌出張所開設。 |
昭和36年 4 月 (1961年) |
中京地区の発展に応じ、名古屋出張所開設。 |
昭和37年11月 (1962年) |
資本金5,000万円。 |
昭和38年11月 (1963年) |
第4代社長に島浩一郎就任。 |
昭和42年12月 (1967年) |
オフセット印刷用圧縮性ブランケット「エアーエクセルS5000」を開発。 |
昭和43年 8 月 (1968年) |
九州地区の要望に応え、福岡出張所開設。 |
昭和46年 3 月 (1971年) |
島社長、藍授褒章を受賞。 |
昭和46年11月 (1971年) |
高精度ゴムシート「ゴールドプレン」を開発。その後、熱プレス用緩衝材「キンヨーボード」へ発展。 |
昭和47年 4 月 (1972年) |
常温硬化型フッ素ゴム塗料「パーフロンペイント」を開発。その後、乗用自動車エンジンメタルガスケットなどへ用途が広がる。 |
昭和47年 5 月 (1972年) |
代表取締役会長に中村雄太郎就任。 |
昭和47年10月 (1972年) |
労働大臣より47年度労働衛生管理活動優秀企業として大臣賞受賞。 |
昭和48年 4 月 (1973年) |
中国・四国地区の要望に応え、広島出張所開設。 |
昭和49年 6 月 (1974年) |
竹原工場建設。 |
昭和50年 9 月 (1975年) |
美野里工場建設。 |
昭和54年 3 月 (1979年) |
Felix B に複写機用ゴムロールの製造技術を供与。 「ボンスタンプ」を開発。 |
昭和55年12月 (1980年) |
高圧縮性ブランケット「S7000」を開発。 製紙用ウレタンゴムロール「ユーロンH」(NK法)を開発。 |
昭和56年 2 月 (1981年) |
合成花嵩岩ロ一ル「ユニロック®」を開発。 |
昭和56年 4 月 (1981年) |
名古屋研磨工場を建設。 |
昭和57年 4 月 (1982年) |
東北地区の要望に応え、仙台出張所開設。 |
昭和58年 6 月 (1983年) |
第5代社長に加地隆就任。 |
昭和58年11月 (1983年) |
島相談役(元社長)勲五等瑞宝章受章。 埼玉地区および近県の要望に応え、埼玉出張所を開設。 |
昭和59年 6 月 (1984年) |
埼玉出張所を株式会社埼玉金陽社として分離独立。(平成6年8月金陽社関東販売株式会社と名称変更。) |
昭和62年 1 月 (1987年) |
Felix B と合弁会社 KB Roller Tech Kopierwalzen GmbH 設立。 PPC用ゴムロールの生産を開始。 |
昭和62年 2 月 (1987年) |
大阪支店の新社屋を大阪府交野市に建設。 |
昭和63年 2 月 (1988年) |
アメリカ、ヴァージニア州に新会社 Kinyo Virginia, Inc. 設立。 |
平成 2 年 (1990年) |
プリンターなどOA機器の小型化、省電力化を実現する静電印刷用定着ロール「SOLTロール」「PFCロール」を開発。 |
平成 2 年 3 月 (1990年) |
製紙メーカー向けの「ユニロック®」と「エラグラス」の製造技術を Becker Gummiwerke AG(Germany)に技術供与。 |
平成 3 年10月 (1991年) |
資本金1億円。 |
平成 5 年 6 月 (1993年) |
第6代社長に永井伴夫就任。 |
平成 6 年10月 (1994年) |
岩間工場建設。 |
平成 8 年 4 月 (1996年) |
美野里工場においてISO9002の認証を取得。 |
平成 9 年 6 月 (1997年) |
第7代社長に山本弘就任。 |
平成10年 6 月 (1998年) |
美野里工場においてISO9001の認証を取得。 |
平成12年 (2000年) |
電気抵抗の安定性に優れた「転写ロール」を開発。 |
平成12年 9 月 (2000年) |
香港に新会社 Kinyosha(HK)Co., Ltd. 設立。 |
平成12年12月 (2000年) |
京都工場を発展的に閉鎖。 滋賀工場を建設。 |
平成13年 4 月 (2001年) |
ドイツ、デュッセルドルフに新会社 Kinyo Europe GmbH 設立。 同時に、ドイツ・フランス・スペイン・イギリスに販売会社設立。 |
平成13年 6 月 (2001年) |
第8代社長に石井勲就任。 |
平成13年 9 月 (2001年) |
中国深圳に Kinyosha(HK)Co., Ltd. の生産工場として Kinyosha(HK)Co., Ltd. Shenzhen Factory を建設。 |
平成15年10月 (2003年) |
新会社キンヨーサプライ株式会社設立。 |
平成15年12月 (2003年) |
本社組織を品川区大崎から江東区へ移転し、東陽町へ事務所、新木場へ物流センターを置く。 中国上海に Kinyosha(HK)Co., Ltd. の駐在事務所として KHK'S Shanghai Representative Office を開設。 国内全事業所においてISO14001の認証を取得。 |
平成16年 5 月 (2004年) |
ISO9001の認証を国内全事業所へ拡大完了。 |
平成18年 9 月 (2006年) |
ベトナムに Kinyosha(HK)Co., Ltd. の子会社として、 Kinyosha Vietnam Co., Ltd. を設立。 |
平成19年 2 月 (2007年) |
本社組織を江東区から品川区大崎へ移転。 |
平成19年10月 (2007年) |
タイに新会社 Kinyosha(Thailand)Co., Ltd. を設立。 |
平成20年 6 月 (2008年) |
代表取締役会長 中村雄太郎が代表取締役名誉会長に就任。 新たに代表取締役副社長 中村一雄が代表取締役会長に就任。 |
平成23年 4 月 (2011年) |
Kinyosha(HK)Co., Ltd. Shenzhen Factory を中国独資法人ヘ転換し、Kinyosha(Shenzhen)Co., Ltd.を設立。 |
平成25年 6 月 (2013年) |
第9代社長に中田惠二就任。 |
平成25年 9 月 (2013年) |
本社の国内営業部門を品川区大崎から江東区へ移転し、新木場に東京営業本部を置く。 |
令和 4 年 6 月 (2022年) |
第10代社長に服部琢夫就任。 |
令和 7 年 1 月 (2025年) |
河原鉄工株式会社を買収・子会社化。 |
※ユニロック®は、株式会社電業社機械製作所の登録商標です。