社員インタビュー

事務職 U・S

入社理由

 特に志望する業界がなかったため幅広く様々な企業を見ていく中で、モノづくりを通して社会を支える製造業に興味を持つようになりました。そして就活サイトを見ている際に、国内トップシェアという言葉に惹かれたのが金陽社を知ったきっかけです。この業界は大学で学んできた心理学とは全く異なる分野でしたが、事務職では、学生時代に培ったコミュニケーション力や傾聴力を活かせるのではないかと考えて志望しました。
 入社を決めた理由は、生活の中で金陽社製品の活躍を直接目にする機会はありませんが、まさに言葉の通り「縁の下の力持ち」として見えないところで私たちの暮らしを支えているという点に魅力を感じたこと、また産休・育休の取得実績もありプライベートでの環境が変わっても仕事を続けられる制度が整っていて、働きやすさを感じたことです。

担当業務

 入社してから現在に至るまで、海外営業部の業務担当として、海外の顧客に対する販売業務を行っています。主な業務内容は、注文を受けてから自社工場との納期調整、製作手配、完成後の輸出手配などです。お客様や工場、各業者とのやり取りを通して、金陽社製品をお客様へ輸出出荷するまでの手配を担当しています。

 日々の細かい業務内容としては、各所との電話やメールの対応、輸出出荷業務、また毎月の販売経費の分析や部内会議資料の作成など多岐にわたります。基本的には事務所内でのデスクワークがメインですが、外部機関が発行する書類の受取りや銀行への書類提出など、たまに外出する機会もあるので良い気分転換になっています。
 具体的な輸出出荷業務とは、まず注文を受けた後、可能な限りお客様の希望する納期通りに出荷できるように工場と納期を調整します。納期確定後は工場へ正式に製作依頼をすることで、納期へ向けて製作が始まります。製品が完成したら、輸出用梱包の業者や、輸出する船の予約、通関の手配を委託している業者にそれぞれ依頼をします。なお輸出業者への依頼の際には、通関に必要な書類を準備することが必要です。様々な行程を経て自社製品が海外へ輸出されるので、滞らないよう各所へ手配をしています。

 今までで最も印象に残っている業務は、通常の輸出とは異なり、海外で発行された書類(=信用状と言います)の細かな要求通りに輸出手配をする「信用状取引」という特殊な業務です。
 輸出の条件にもよりますが、通常の場合は手配内容や書類作成にそれほど細かい制限はありません。一方で信用状に基づく輸出では、貨物に貼り付けるラベルの内容や外部機関発行の証明書の取得など輸出手配の詳細な部分まで指定されることがあり、それらの要求に一つ一つ従わなければなりません。また輸出書類は信用状の内容通りに作成しなければならず、商品名・輸入者・輸出者の表記など、一字一句の誤りなく反映することが必要です。
 信用状が届くと、まず英文を読み解いて要求内容を把握するところから始まります。元々英語が得意ではなかったため、解読には大変苦戦しました。それに加えて細かい要求通りに輸出手配することや緻密な書類作成に対応しきれず、始めのうちは重要な手配を誤ったり、書類を間違えたりすることも多くありました。数年間で数をこなしてきたこともあり、今は速やかに信用状内容を把握し、細かい要求に一つずつ対応して適切な手配ができるようになっています。

 業務の中で特に気を付けているのは、提出する輸出書類に誤字や誤った記載が無いようにすることです。書類に不備があると輸出や代金回収が滞ってしまう可能性があるので、日々注意しています。また輸出案件のスケジュール管理も注意していることの一つです。ひと月に複数の案件を抱えていますので、それぞれの案件がどの段階まで進んでいるか、いつまでに何の手配をしなければならないのかを常に把握し、抜かりの無いよう徹底したスケジュール管理を心掛けています。

 貿易実務に関わる者として、今後は貿易関連資格の取得を目指しています。勉強を通して身につく知識を業務に活かし、海外営業部の一員として今以上に活躍するのが目標です。また実務にはもちろん英語も必須ですので、英語力向上も引き続き頑張りたいと思っています。

プライベートでの過ごし方

 最近の休日の過ごし方は、家でひたすらDVDを見たり、苦手な料理の練習をして過ごしています。天気が良い日は、音楽を聴きながら近所の神社までまったりお散歩するのも好きですね。また国内旅行も好きなので、落ち着いたら各地へ遊びに行きたいと思っています。

社員プロフィール

心理学科
2018年 新卒入社
海外営業本部海外営業部海外業務課

※掲載内容はインタビュー当時のものです

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