社員インタビュー

技術職 O・A

入社理由

 就職活動に難儀していた時、就職担当の先生に紹介してもらったのが金陽社でした。初めはどんな会社なのかわからず不安を抱きながらの工場見学でしたが、終えてみて「面白そう」と思ったのが就職を志望した一番の理由でした。新聞、紙、コピー機、飲料缶や食品のパッケージ。どれも身近にあるものですが、それら全てに金陽社のゴムロールが携わっていると知ったときは「実は金陽社って凄いのでは!?」とワクワクしました。そしてその第一線にかかわるような仕事ができるかもしれないと思い、入社を決めました。

担当業務

 入社してから所属は何度か変わっていますが、業務は一貫して分析を担当しています。「分析」と一口に言っても、製品の不良原因調査、研究所の基礎試験で結果が悪かった時の調査、他社製品の材質調査、RoHS規制に基づいたフタル酸エステル類含有調査など、その業務は多岐に亘ります。

 分析を行う目的として、例えば工場で異物不良が発生した時、その異物の材質がわかれば不良となった原因を特定し再発を防ぐことができます。異物の材質を調べるために使用しているのが金陽社にある3台の分析機器、SEM-EDXFT-IRGC-MSです。これらを使って分析データを収集し、そこから異物の原因となりそうな材料に「あたり」をつけるのが私の仕事です。分析機器は1工場にしかないので、各工場から来た案件もすべて私が対応しています。

 しかし、入社してすぐ任されたゴムロールの材質調査で、私が誤った分析結果を提示したせいで現場を混乱させてしまったことがありました。経験豊富な先輩方からアドバイスを頂きながらサンプルを追加してデータの見直しをした結果事なきを得ましたが、私はこのとき、「あぁ、責任ある仕事を任されたんだな」と改めて実感しました。

 分析は一筋縄ではいきません。いくらデータをとっても不良の原因がわからないこともたくさんあります。そんなときでも挫けず、根気よくデータを見直していると小さな手掛かりを見つけられることがあります。その手掛かりをもとに別の角度から再度データを取り直してみたり、先輩方に話を聞いたり、依頼者に問い合わせてみたり。そうすると「傾向」が見えてきたりします。そこから原因が導けたときの達成感。とてもやりがいのある仕事です。

 業務で気を付けていることはいくつかありますが、一番心がけていることは「片づけながら(整理しながら)作業をすること」です。分析の際にはカッターやハサミなど様々な道具を使います。これらを出しっぱなしにしておくともちろん怪我もしますし、机の上が乱雑だと大事なサンプルを無くしてその後防げたはずの不良が防げなくなってしまいます。また収集した分析データも整理しながら作業をすることで、あとどの分析機器を使用すれば結果が見えてくるのかがわかります。こうすることで効率よく仕事をすることができます。

 今後は新しい分析方法や前処理方法などを学び、今よりさらに詳細な分析ができるよう努めたいと思っています。また依頼者の要望に応えられるよう、外部で開催されているセミナーなどにも積極的に参加していきたいです。

就職活動をしている皆さんへ 

 私は就職活動を始めた当初、金陽社に就職するとは思っていませんでした。今では他の職種は考えられないほど楽しんで仕事をしています。自分がこれからどんな仕事をするのか、就職してみないとわからない部分もあるとは思いますが、縁を結べた会社で「楽しみ」を見出して仕事ができることを祈っております。

プライベートでの過ごし方

 ディズニーが大好きで、よくパークに遊びに行っています。結婚する前は年間パスポートを買って片道2時間かけて通っていました。それから「○○にいきたい」とリクエストすると旅行好きな主人がすぐに計画をたててくれるので、よく家族で出掛けます。どちらも私の大好きな時間です。

社員プロフィール

理工学研究科物質工学専攻
2013年 新卒入社
工業ロール技術部工業ロール生産技術課分析係

※掲載内容はインタビュー当時のものです

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